商品紹介*マルシェバッグ

マルシェバッグは大昔から、ロバの背に乗せて小麦や作物を運んだり、マーケットに行く際に売り物や買ったものを入れたり、お店や市場でナッツやナツメヤシ、豆などを陳列するために使われてきました。

田舎に行くと、物凄い重量の荷物を乗せられたロバを見かけますが、よく見ると籠はマルシェバッグ。いったい何時から使い続けているのだろうと言う年代物ですが、非常に丈夫な素材なのでびくりともしません。

もともと、モロッコでは田舎の人が実用目的で使うものと言うイメージがあったそうですが、モロッコがフランス保護領になった際に、フランス人がおしゃれ+実用的な買い物バッグとして使いはじめ、今では様々なデザインのマルシェバッグが生産され、世界中に輸出されています。


 

素材

本体の素材は二種類あります。

「アブダ/パームリーフ」

アル・ジャディーダあたりの海辺に生える椰子の葉を乾燥させて作られています。手触りは固め、非常に丈夫です。 馴染むまでの間は、多少ちくちくします。
マルシェバッグのほか、オレンジツリーの椅子などにも使われます。
モロッコの椰子の木は、モロッコ南部に人が住み始めた頃から、オアシスに欠かせないものとして、大切にされてきました。
ナツメヤシの木は、無農薬、自然任せで育てられます。

実の「ナツメヤシ」は栄養価が高く保存が出来る貴重な食品として、等級が劣る小さなナツメヤシは家畜のえさとして、細い枝は屋根などを葺くための素材として、そして葉はバッグや椅子、ゴザの材料として使われてきました。
ナツメヤシの葉は、カゴなどの素材にするためにわざわざカットするのではなく、年に一度のナツメヤシの収穫期に剪定されたものが使われます。

モロッコのマルシェバッグは、「エコ」と言う言葉が流行りだすずっと前から、自然の恵みを大切に、持続可能な形で作られ、暮らしに欠かせない道具として使われてきました。

「タザ/ドーム」

モロッコで「タザ」と呼ばれるマルシェバッグは、フェズから100キロほどの「タザ地方」で、「ドーム」と呼ばれる草の葉を使って作られています。タザのマルシェバッグは、アブダに比べると平らな葉を使っているため、手触りがスムーズで繊細な印象です。

この草は、気候が合うこの地方に元々自生しているもので、昔から麦藁帽子、ござ、バッグの材料として使われてきたそうです。
 


 

カゴができるまで

収穫された葉をカゴの形に編み上げるのは、田舎の農家の女性たち。

彼女たちは、マラケシュやフェズの発注元から「**のカゴをいくつ」というように注文を受けて編むのですが、子育て、家事などの合間の内職として行うため、一人一日3個~5個程度しか編めないのだと聞きます。

マルシェバッグのサイズは、「センチ」ではなく、例えば20段のなんとかタイプを100個という風に指定されるため、一つ一つサイズが異なります。

農家の女性たちが編み終えたマルシェバッグ本体は、週に一回のマーケットで販売されたり、中間業者に買い取られたりして、手工業の中心地であるマラケシュやフェズに運ばれた後、職人さんが持ち手をつけたり加工したりして販売されます。
 

マルシェバッグの魅力

マルシェバッグは、伝統的な持続可能な素材、方法で作られているハンドメイドです。
モロッコのマルシェバッグが世界中で流行ったため、他の天然素材や人工素材で作られたきちっと正しく編まれたバッグが出回りましたが、モロッコのマルシェバッグのような魅力がありません。

形が少しいびつなところ、デコボコしているところ、葉がちょっと飛び出ているところが、絶妙な味わい。

きれいにツルッと作ってしまうと途端につまらなくなってしまいます。
モロッコのハンドメイドの魅力は、左右対称じゃないところや自由なところ。
ものの持つ力や魅力って不思議だなあと思います。

検品基準&出荷前のお手入れ

ディアモロッコでは、タザやアブダ地方の仲介業者からマルシェバッグの本体を仕入れ、自社工房や提携先工房で商品化し、検品後、日本のお客様にお届けしております。

サイズ検品

本体入荷時に、専任の検品スタッフが、サイズ検品を行います。

上記にてご説明させていただきましたとおり、マルシェバッグ本体はモロッコの中でもかなり田舎の女性たちにより、内職で作られています。製作時のサイズ指定は、○cmという形ではなく、段数で指定されるため、葉の太さによりサイズが少しずつ異なります。ディアモロッコでは高さについては、プラスマイナス2センチまでは検品合格、横幅についても、ぱっと見た感じがあまりにもサンプルと異なるもの以外は検品合格とさせて頂いております。あらかじめご了承いただけますと幸いです。

葉の色

アブダ・タザ共に天然の葉を乾燥させたものがマルシェバッグの原料です。

畳の色が、薄緑から枯れ草色に変化するように、乾燥させた葉の色も、薄緑から枯れ草色まで様々な色合いがあり、新品のマルシェバッグのお色も同様です。お使いいただくうちに、青いものも、枯れ草色に変化致します。

葉の手触り、飛び出し

マルシェバッグは、長さ30~60センチ程度の葉を使って編まれて居ます。

一枚の葉の編み終わり部分が飛び出ていることがあります。ディアモロッコでは、目立つものに関しましては検品の際にカットしていますが、あまりきれいにしすぎても風合いが損なわれるため、完璧には処理しておりません。

新品のマルシェバッグは、新しい葉で編まれているため葉が固く、やわらかいお洋服に引っかかったりする恐れがあります。(使い込むにつれやわらかくなります)

編み終わりのでこぼこ

マルシェバッグは、編み終わり部分にでこぼこが出来ます。あまりにも目立つものや、持ち手部分のゆがみが激しいものに関しては、検品不合格としていますが、製造工程上、必ず出来るでこぼこのため、綺麗に滑らかにすることは出来ません。

革部分

ふちの革は羊革です。

湿度の多い時期には、使いはじめに革特有のにおいがすることがあります。革部分に小さな傷があることがあります。
革は天然素材です。一枚革で傷が全くないものはほとんどありません。また、傷がない綺麗な部分だけを使用すると、その他の部分を廃棄することになり天然資源の無駄になります。

上記の理由から、強度的に問題が無い場合の小さな傷、こすれに関しましては当店検品基準合格としています。
 

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